保護者のかたへ

そらぷちキッズキャンプ風景

 そらぷちキッズキャンプでは、闘病生活が長く続き家族や友達との旅行など外で遊ぶ機会が少ない子ども達を無料で招待し、自然を生かした様々なプログラムを医療従事者が常駐する施設で安心して体験してもらうことができます。
 難病の子ども達にとって不可欠な医師や看護師などの医療的バックアップ体制の整った自然体験プログラムのもとで、自然の中での開放された自由な時間を過ごすことによって、病気と闘っている子どもたちとその家族のレスパイト(休息)が生まれます。そらぷちキッズキャンプは、病気のことを忘れ笑顔で楽しい時を過ごし「楽しい思い出」「素晴らしい仲間」「生きる力」「希望」を実感し、病気と闘うエネルギーを得ることができる場所と時間を提供をしています。

参加するためには...

 そらぷちキッズキャンプの計画は、まだまだ発展途上で、現在は、年間10回程度のキャンプを開催しています(目標は15~20回/年)。
 計画では、病気や障がいを持つ子どもと家族を広く対象としていますが、医療支援体制の整った病種からキャンプを開催していて、これまでは、小児がんや小児外科系疾患、心臓疾患を持つ子どもと家族のキャンプを開催してきました。専門医療機関にキャンプ募集案内を送付しているので、これらの病種に該当する方は、普段診てもらっているドクターにキャンプ情報を聞いてみてください(安心安全快適なキャンプ運営のため、キャンプ参加にあたっては、細かい病状等を主治医に確認してから、そらぷち医療班が参加可否を判断しています)。

 上記以外の病種の場合は、医療支援体制を整える必要があるので、専門医の同行が必要となります。普段診てもらっているドクターの同行が可能な場合は、そらぷちにドクターから連絡をしてもらってください。そらぷち医療班と相談のうえ、キャンプの企画調整を開始します。

 そらぷちでは現在も、様々な専門分野の小児医療者へ支援依頼を行っており、キャンプに参加できる病種を増やす努力をしてきます。応援よろしくお願いします。

キャンプの流れ

最寄りの空港に集合します

空港で医師や看護師などの資格を持ったそらぷちスタッフと合流します。 ご家族とはここでお別れです。

キャンプ期間中

最初はホームシックになってしまって家に電話する子もいますが、たくさんのプログラムを仲間達と経験し共に過ごすことで不安もなくなり、かけがえのない楽しい時間を過ごします。

最寄りの空港に到着

空港では元気な笑顔をおみやげに子どもたちが到着します。ここで仲間たちとはお別れです。
「自分ひとりじゃない」と言う思いを胸にそれぞれが家族のもとへ帰っていきます。

運営体制(予定)

キャンプ期間中は以下のような体制で、たくさんのボランティアスタッフがキャンパーをサポートします。

キャンプ期間中の運営体制

医療・救急搬送体制

キャンプ期間中は、医療棟に常駐している医師と看護師がキャンパーの体調や投薬についてなど、24時間体制で見守るほか各グループに看護師が付き添い行動を共にします。
もし具合が悪くなってしまった場合は、本部の医療スタッフ事務局スタッフが付き添い医師の判断のもと医療提携している滝川市立病院へ救急搬送いたします。

参加者の声

キャンプに参加したお子さんや保護者の方の感想です。

参加者の感想

写真入る

キャンプに参加する前はほんの少し不安が正直ありました。でもキャンプが始まりお兄さんお姉さんみんなと話をしていくうちにその不安は全て解消されました。キャンプも終わりに近づくと「家にはまだ帰りたくないなー。もう少しみんなとここで一緒に過していたい!」と思っている自分がいました。このキャンプでやらせてもらえたことすべてのことが私の宝物です。またこのキャンプに参加できることを楽しみにしています。ありがとうございました。

今回そらぷちに参加するのは初めてで最初はとても緊張していました。現地についてもなかなかみんなの中にとけこめなかったけど2日目ぐらいからグループの人達をはじめいろいろなたくさんの人達と仲良くなれました。新しい友達もたくさんできました。本当に今回このそらぷちにこれてよかったです。また絶対行きたいです。

楽しすぎてみんなと別れるのがつらかったです。またいつもの生活に戻るのかと思うと・・夢のような3泊4日でした。僕が元気である限りずっと参加します。ありがとうございました。
(詳細については【参加者の声】のページをご覧ください。)


保護者の感想

写真入る

帰ってきてからしばらくはそらぷちのことになると(話題がそれに触れると)涙ぐんでいました。そらぷちでいただいたおみやげなどがテーブルの下に落ちたと言うだけで泣き出す始末でした。人との出会いと別れというものを心にしみるように感じ入るということは貴重な体験だったと思います。こんな複雑な感情に浸れたと言うだけで参加する意義があったと思います。

キャンプではどんな友達ができるのか楽しみにしていました。ふれあった自然、キャンパー・ボランティアやスタッフの人たち全てが“良かった”そうです。「また会おうね」と約束し「今度はスタッフとして参加したら」とも言われたそうです。「カウンセラーってどんな人?」とか私に聞いてきたりもしました。今まではただ病気の事だけを考えていました。ちょうど夏に治療が終わったときにこのキャンプの参加と言うことで、これから自分に何ができるか考えるきっかけを作っていただいたのではないかと思います。

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